第15回 日経能楽鑑賞会
能「楊貴妃」・狂言「佐渡狐」
能では金剛流二十六世宗家・金剛永謹(11/15)と観世流シテ方・浅見慈一(11/8)が『楊貴妃』を、狂言では和泉流の野村萬(11/8)、野村万作(11/15)が『佐渡狐』をそれぞれ競演します。

2021年11月8日(月)、15日(月)(完売)午後6時開演国立能楽堂

11月8日公演の追加「海士 キリ」
11月15日公演の追加「海人 キリ」

「能楽図絵二百五十番」より『楊貴妃』/月岡耕漁(所蔵;国立能楽堂)

概要 番組 出演者

概要

同じ曲目を異なる流派の名手が演じ合う日経能楽鑑賞会も今年で15回目を迎えます。能では金剛流二十六世宗家の金剛永謹と観世流シテ方の浅見慈一が『楊貴妃』を、狂言では野村萬、野村万作(ともに和泉流)が『佐渡狐』をそれぞれ競演します。
『楊貴妃』は、中国の詩人・白居易が玄宗皇帝と楊貴妃の物語をテーマに書いた「長恨歌」を基に、金春禅竹が舞台化した作品。霊魂となっても皇帝を思う楊貴妃の恋心と、生前に皇帝の前で舞った曲を再び舞う姿が美しい名作。『佐渡狐』は、佐渡に狐はいるか否かをめぐって賭けをする2人の百姓のてん末を描いた喜劇です。
室町時代に生まれ、激動の時代を乗り越えてきた日本文化の精髄、能楽。確固たる技術と情趣豊かな表現力を持つ、まさに現代日本の最高峰の能楽師による至芸にご期待ください。

会期

2021年11月8日(月) 狂言「佐渡狐」(野村萬)、能「楊貴妃」(浅見慈一)

午後6時開演 完売

2021年11月15日(月) 狂言「佐渡狐」(野村万作) 、能「楊貴妃」(金剛永謹)

午後6時開演 完売

会場

国立能楽堂

渋谷区千駄ヶ谷4-18-1

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入場料

各日S席 10,000円 A席 8,000円 B席 7,000円 C席 6,000

2公演セット券S席 19,000円 A席 15,000円 B席 13,000円 C席 11,000

※本公演は、客席のソーシャルディスタンス確保のため、前後左右に空席を設けます。複数の場合、隣接のお席はお取りできません。

主催
日本経済新聞社
お問い合わせ

日経公演事務局03-5227-4227(平日10:00-18:00)

※チケットは全席指定・税込です。

※2公演セット券は、S・A・B席各20セット、C席は4セット限定。いずれも日経公演事務局のみで取り扱います。

※未就学児童のご入場はお断りします。

※やむを得ない事情により出演者などが変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

※今後のコロナ禍の影響により公演の開催に変更が生じる場合がございます。ご来場前にホームページをご確認ください。

番組

11月8日(月)

狂言(和泉流)

佐渡狐

奏者 野村  萬
越後ノ百姓 野村 万之丞
佐渡ノ百姓 野村 万蔵
後見 河野 佑紀

能(観世流)

楊貴妃

シテ(楊貴妃の霊魂) 浅見 慈一
ワキ(方士) 宝生 欣哉
アイ(常世国の者) 能村 晶人
杉 信太朗
小鼓 成田 達志
大鼓 山本 哲也
後見 大江 信行
観世 淳夫
地謡 小早川 泰輝
坂井 音晴
武田 文志
長山 桂三 
北浪 貴裕
小早川 修
浅井 文義
馬野 正基

11月15日(月)

狂言(和泉流)

佐渡狐

奏者 野村 万作
越後ノ百姓 高野 和憲
佐渡ノ百姓 深田 博治
後見 飯田  豪

能(金剛流)

楊貴妃

シテ(楊貴妃の霊魂) 金剛 永謹
ワキ(方士) 宝生 欣哉
アイ(常世国の者) 石田 幸雄
一噌 幸弘
小鼓 鵜沢 洋太郎
大鼓 國川  純
後見 廣田 幸稔
豊嶋 幸洋
地謡 工藤  寛
坂本 立津朗
宇髙 徳成
元吉 正巳
山田 純夫
種田 道一
今井 清隆
金剛 龍謹

あらすじ

狂言「佐渡狐」

佐渡の百姓と越後の百姓が年貢を納めに都へ行く道すがら、佐渡に狐はいるかいないか、で口論となり、賭けをすることに。越後の百姓はいないと言い、佐渡の百姓はいると言い張る。実は狐を見たことがない佐渡の百姓は、都に着いて主の館の奏者(取次役)に、狐の姿かたちなど教えてもらいつつ、賄賂を贈り、味方についてもらう。結局、奏者のおかげで佐渡の百姓は賭けに勝った。納得のいかない越後の百姓は…。

能「楊貴妃」

安史の乱ののち、亡くなった楊貴妃の魂の行方を尋ねよという玄宗皇帝の命令を受けた方士(ワキ)が仙郷・蓬莱山に至ると、そこでひとり過ごす楊貴妃(シテ)と出会う。玄宗の言葉を伝えた方士が、貴妃に出会ったという証拠を所望するので、貴妃は自分の釵(かんざし)を与えるが、それでは確かな証拠にならないと方士は言い、玄宗と貴妃とが生前に言い交わした秘密の約束を教えてほしいと言う。貴妃は2人だけの秘密の言葉を教えると、帰ろうとする方士を呼び返し、かつて宮廷の遊宴で舞った舞を見せようと言う。貴妃は玄宗との思い出を語り、優雅に舞って見せる。やがて方士は帰ってゆくので、貴妃はそれを見送ると、涙に伏し沈むのであった。

出演者

金剛流二十六世宗家 金剛永謹(こんごう・ひさのり)

1951年、二十五世宗家金剛巌の長男として京都に生まれる。重要無形文化財総合指定保持者。幼少より、父・金剛巌に師事。1998年9月、能楽金剛流二十六世宗家を継承する。2003年5月、金剛能楽堂を京都御所の西向かいに移転、竣工。古くは法隆寺の坂戸座に由来し、長年培われてきた伝統と山紫水明の自然の中で育まれてきた金剛流は、能楽シテ方五流の中で唯一関西を本拠地とする。「舞金剛」と呼ばれる華麗で躍動感溢れる独特の芸風に、「京金剛」といわれる優美で雅やかさが加わった芸風を特徴とする。金剛流第1回の海外公演であるカナダ・アメリカ公演団長を皮切りに、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル、ロシアなどでの海外公演も多数行う。京都市芸術新人賞、京都府文化賞新人賞、京都府文化賞功労賞受賞。京都市文化功労者表彰。第67回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2018年紫綬褒章受章。公益財団法人金剛能楽堂財団理事長。金剛会理事長。社団法人日本能楽会常務理事。京都市立芸術大学客員教授。著書に『金剛家の面』、『金剛宗家の能面と能装束』がある。

浅見慈一(あさみ・じいち)

シテ方観世流。銕仙会理事。重要無形文化財総合指定保持者。観世流職分浅見真高の長男、浅見真州の甥として、1964年東京に生まれる。父及び叔父浅見真州、八世観世銕之亟、九世観世銕之丞に師事。3歳にて仕舞『老松』で初舞台。97年準職分認定。ニューヨーク、ボストン、韓国、イギリス、カナダ、フランス、ペルー等の海外公演や新作能、復曲能、映画等にも多数参加。98年より父が主宰する代々木果迢会を補佐し、東京で唯一の屋敷内屋外舞台である代々木能舞台(国登録有形文化財)において定期的に公演を行う。2017年に同年代の能楽師3名で自主公演会「花乃公案」を立ち上げ、互いに切磋琢磨し、「心に響く美しい能」を目指して芸の研鑽に努める。また、「分かりやすい能楽解りやすい能楽」を目指し装束着付レクチャーやワークショップ等にも積極的に取り組んでいる。12年〜18年女子美術大学非常勤講師。横浜朝日カルチャーセンター講師。 主な披曲:『猩々乱』『石橋』(2000年)、『道成寺』(02年)、『望月』(08年)、『翁』(13年)、『砧』(16年)、『求塚』(18年)、『安宅』(21年)。

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